2014年 11月 17日
結婚披露パーティーに参加~チャイニーズ式 |
先週末マレーシアで初めてお祝いの席に参加させていただきました。
11月は中華系にとっては1年の中で結婚式の多い月のようで、
土曜日はランチパーティーに、
日曜日はディナーパーティーに夫婦そろって出席しました。
こちらの結婚式については全く予備知識もなかったので、
現地の方々に一から十まで教えて頂き、
幸せのお裾分けをして頂いたうえに、また一つ良い経験ができました。
日本の結婚式とは異なるので、せっかくなので少し紹介させていただきます。
あくまでも私見ですので、認識違い、マナー違反があるかもしれません。
その際はご指摘くださいね。
【招集通知】
日本と同じく2組とも結婚式の日取りが決まってすぐにお声掛け頂きました。(半年~1年前)
招待状(上記お写真)は1か月ほど前に受け取り、日本のように返信はがきは同封されておりませんでした。
参加されること前提なのかもしれませんね。
【お祝儀】
日本でいう、お祝儀袋はチャイニーズ系の場合はアンパオといわれるものを使用するそうです。
ちなみにアンパオとはお年玉袋のようなもので、旧正月になるとあちこちで見かけられます。
私たちが最も悩んだのが、お祝い金。
相場がわからずこちらも何人かの中華系の方にお尋ねしました。
親しい友人やお世話になっている方は200RM/人。
私たちは夫婦で参加するので単純計算すると400RM、日本では偶数金額はタブーですよね。
結局どちらのパーティーでも500RM(約15000円)にしました。
当日は受付でお渡しするので、お祝儀袋の空いているところに
「Congratulations!」
フルネームを書きました。
ちなみに日本のように金額は記載しないそうです。
【ドレスコード】
スマートカジュアル
日本の結婚式のようにスーツ着用は不要、
男性はスラックスに襟のついたシャツ
女性はワンピースまたはブラウスにスカートというところでしょうか。
日本では白はタブー
チャイニーズ系は黒はタブー、赤が最も良いといわれているそうです。
日本とは違って白はOKなのでかなりの確率で白を着用されている方が多かったように思いました。
アドバイスをくださった方曰く、明るい色であればあるほどいいとのこと。
実際に会場に行くと、ジーンズの方もいれば、ドレスアップされた方、タブーと言われる黒いドレスの方も大勢おりました。。。
【受付・引き出物・開始時刻】
私たちが参加した会場はどちらもレストラン。
入口には日本と同様に新郎側、新婦側の受付があり、席番号をその時伝えられます。
こちらは引き出物はありません。
入口にキャンディーなどのお菓子、新郎新婦の写真や名前入りの記念品(ワッペンやカード)などが置いてあります。
そちらが引き出物がわりというところでしょうか?
ウェルカムドリンクや簡単な前菜などがあり、パーティーがスタートするまでそれをつまむようです。
ちなみに、チャイニーズ式のパーティーは時間通りにスタートしないので遅れてくること!と皆さんにいわれました。
実際に2日間30分ほど遅れて行きましたが、1時間~2時間遅れて始まりました。。。
(これは日本では絶対にあり得ませんよね?!)
どちらの結婚式もそうでしたが、
入口には新郎・新婦の写真集が置いてあり、自由に閲覧できます。
まるでモデルさんのようにいろんなシチュエーション、ポーズ、演出があり素敵でした。
会場にはその様子がDVDで放映されてました。
【新郎新婦の配置・席次・ケーキ】
会場には特に高砂はなく、新郎新婦は家族のテーブルに座ります。
日本では主賓席には新郎新婦のVIP来賓が座るのですが、チャイニーズ式はこの席には家族&新郎新婦が座るようです。
招待客の席次もテーブル番号は決まっているものの、座り方は自由でした。
ドタキャン、当日飛び入り参加、何でもOKなような気がします。
【ウェデイングケーキ】
私が一番興味があったのは、ウェディングケーキ。
でも。。。
どちらのパーティーもお写真のような偽物ケーキでした。
ケーキカットはありますが、「ケーキカットしているふり」でした。
もちろんパーティー中にケーキを振舞われることもなかったです。
チャイニーズ式の特徴がヤムセン。
乾杯のかわりに「ヤーーーーーーームセン」と大きな声で叫びながらグラスに入っているお酒を飲みほします。
日本の結婚式でいうキャンドルサービスのように新郎新婦、家族、親戚が各テーブルをまわり、
そのたびにこの儀式が行われます。
ヤムセンをすることは新郎新婦におめでとうという意味もあるそうですよ。
【一般的なチャイニーズ式結婚式の流れ】
チャイニーズ式の一般的な結婚式、私は実際には参加しておりませんが、
式場で流れていたDVDによると
新郎が結婚式仕様にデコレーションされた車に乗って新婦のご自宅へ迎えに行き、
色々な試練を乗り越えてようやくウェディングドレスを着た新婦と会い、
まずは新婦の家で結婚の儀式(誓いのことば、指輪交換。。。)、祝盃をあげ、
その後、新婦、家族、親戚とともに新郎の実家へ
同じように祝盃をあげ、めでたく終了
日本では昔ながらの結婚式をする家庭が少なくなりましたが、
今回の様子を見て自宅でする結婚式もとても温かみがあって素敵だなぁと思いました。
披露パーティーでは途中お色直しはありましたが、
来賓や友人スピーチもなく、最後の新郎新婦はもちろん両親からのご挨拶もなく
意外とあっさりしているなと個人的に思いました。
この異国の地で連日お祝い事に参加できたお蔭で、いつもとは違う感情を味わうことができました。
お二組とも今後のご多幸とご健康をお祈りします♪
by kaorainne
| 2014-11-17 13:12
| マレーシア おでかけ
|
Comments(4)